職務経歴書って何を書いたらいいの?
前職の役割、実績を簡潔に伝えよう
職務経歴書は前職の業務経験や実績を記載し、「求められる採用基準に達しているか」「活躍できるポテンシャルがあるか」の判断材料となる書類です。
とはいえ、筆者は「いや、実績とかないのよ。輝かしい実績を積めていたら転職で悩んでないわ!」と思っていました。第二新卒の方や、未経験業界への転職を考えている方には同意してもらえるのではないでしょうか…。
IT業界にいたにも関わらず、開発経験なし、リーダー経験もなし、大きなプロジェクトを完遂した経験もなし。路頭に迷っていた私が、職務経歴書の書き方を伝授します!
職務経歴書で伝えるべきポイント
担当してきた業務
採用担当者は、あなたが勤めていた会社のことを詳しく知っているわけではありません。
担当してきた業務を説明する際には、「誰に向けて」「どれくらいの規模の仕事で」「どの担当範囲(役割)で」「何をしたのか」を書きましょう。具体的なイメージを掴んでもらいやすくなります。
業務内であげた実績
何を「実績」と呼ぶかは、働いてきた業界や志望業界・職種により異なります。
営業職であれば売り上げ実績が必要ですし、サービス職ならコミュニケーション力が求められます。IT職であれば実務経験や使える言語・ツールの実績が必要です。
志望する会社の募集要項を確認し、求められているスキルに合致していることをアピールしましょう。
書き出そうと思ったけど何も書けない!私には何も実績がない!と涙目の方、落ち着いて次を読んでください。
「実績なんてないよ…」そんな時は
他業界の友人に仕事の話をする
「こんなこと出来るの当たり前じゃん」と思うような内容が、人から見ると実績と呼べるものだったりします。他業界の友人に、日ごろの業務内容を説明してみてください。「なにそれ?どういうこと?」と言われた内容は業界特有の内容である可能性が高いです。
つまり、専門性がある仕事ということです。
同業界での転職であれば、その専門性を習得できていることが立派な実績になります。未経験業界への転職であれば、前職できちんとスキルを積めた証明になります。
1週間の業務内容と工夫を書き出してみる
1週間の業務内容をまずは書き出してみましょう。メールチェック、朝会、等々実績には程遠いことでも構いません。まずは事細かに洗い出します。そして、各タスクで行ってる工夫を書いてみましょう。
大きな実績に繋がらなくても、その小さな工夫によって作業効率が向上していたり、チーム力の向上に繋がっている場合があったりします。
新しい職場で活躍できるような「再現性のある工夫」を出来るというのも立派なアピールポイントになりますよ。
資格を取る
業務に関係のある資格を取得すると、第三者にとっても分かりやすい実績となります。
筆者はIT業界在籍時に基本情報/応用情報技術者試験やOracle等のベンダー試験を取得しました。
転職後の教育業界では使わない知識が多いですが、「きちんと自己研鑽を重ねられる人間なので、新しい業界に入ってもキャッチアップの努力を惜しみません」とアピールすることが出来ました。
入社したら頑張ります!なんて誰にでも言えることですが、資格を持っていることで「努力できる人間である」ことの裏付けになるのです。
同業の知人に相談する
同業の知人に、あなたが行っている業務を説明してみてください。日ごろからいろいろ深掘りして質問してくれるような、お喋りな知人がいたら最高です。
同じ業務をしていても、工夫しているポイントや苦労するポイントは人により違います。自分には見えていなかった観点をもらえることがあります。
また、仕事の相談をしていたような先輩がいれば、その人に話を聞きに行くのも良いでしょう。
あなたの成長を把握してくれているので、良いアドバイスがもらえるかもしれません。
1人で抱え込まないように気を付けよう
実績がない場合の職務経歴書の書き方をご紹介しました。
1人で考えているとなかなか書き進められない上に視野も広がりません。
友人や先輩に頼ったり、時にエージェントを活用して、より良い職務経歴書を作成していきましょう。
あくまで目的は「自分に合った会社に入ること」です。1人で「書けないよ~」と悩む時間があったら、どんどん相談して転職活動を前に進めることが大切です。
キャリア相談に乗ってくれるサービスもある
私が転職活動していた時は知らなかった「ポジウィル」というサービスなんですが…
調べていくうちに「使いたかった~!」と思う内容だったので紹介しますね。
ポジウィルは、「キャリアのパーソナルトレーニング」を行ってくれるサービスです。
どんな人生を歩んでいきたいか?を軸に自己分析から伴走してもらいつつ、
副業や起業、フリーランス、現職のまま…など転職に限らない選択肢も視野に入れて話せます。
私のように将来にぐるぐるもやもや悩んでしまうタイプの人間にとっては、とてもありがたい存在。
そもそも悩みの整理がついていないのですが!!というぐるもやさんも、無料カウンセリングで整理から手伝ってくれるそうです。
ご参考までに^-^/